日本刀販売専門店 銀座長州屋
刀装具の植物

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刀装具の植物

刀装具の植物
(技法篇)
Plants of fittings

目次  ・梅樹

 刀装具の画題中には実に多くの動植物が描かれ、四季折々様々なものが華麗な金工技術を駆使して表現されています。 春には桜が山々を薄紅に染め、夏には朝露を湛えた朝顔が生垣に目にも鮮やかな花を付け、
秋には紅葉が美しく川面を彩り、冬には千両の赤い実が雪の合間から顔を覗かせる・・・・。 いずれも金工作品中に見ることのできる日本の美しい情景であり、そこからは等しく作者の暖かい眼差を感じることができます。
道端に咲く小さな花や美しい虫の音色、目に滲みる青葉の緑を純粋に愛おしいと感じる彼らの心の有り様がその作品には確かに宿っています。
掌(たなごころ)に収まる程の小さな作品が斯も我々を惹きつける理由がここにあるのかもしれません。

企画 株式会社 銀座長州屋
  文案 今津

Copyright Ginza Choshuya
Tomoriki Imazu