一覧へ
水牛図小柄 銘 行年六十八 政随 江戸時代中期 武蔵国江戸神田 赤銅地高彫色絵 長さ 98mm 幅 14.5㎜ 特製落込桐箱入 特別保存刀装具鑑定書
Kozuka "Suigyu" Signature : Gyonen 68 SHOZUI mid Edo period Edo, Kanda city, Musashi province made of Shakudo Length 98mm / Width 14.5mm Special Kiri Box Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK
浜野政随は江戸時代中期を代表する金工で、安親、利壽、乗意と共に奈良四天王と呼ばれている。正確な図柄構成と精巧で緻密な高彫表現を背景に、特に人物や動物を動感豊かに彫り表すを得意として人気も高く、多くの門人を育てたことから江戸金工の礎として崇められている。この小柄は、大流を泳ぎ渡る水牛を大胆に彫り表したもので、止むことなく押し寄せる波と格闘している厳しい表情が活写されている。赤銅地は深みがあり、大きく開いた口に素銅の舌、鋭い角もまた存在感を示し、金の目玉が強く印象的。
Ginza Choshuya All Rights Reserved