放馬図三所物　小柄笄　銘　三宅英政（花押）　目貫　金短冊銘　三宅英政（花押）

放馬図三所物
小柄笄　銘　三宅英政（花押）
目貫　金短冊銘　三宅英政（花押）

江戸時代後期　武蔵国江戸
小柄笄　赤銅魚子地金高彫据紋裏板金哺
小柄　長さ97.8mm　幅14.5mm
笄　長さ211.5mm　幅12.2mm
目貫　金無垢地容彫
表35.5mm　裏33.5mm
上製落込桐箱入　仕覆付
特別保存刀装具鑑定書

百二十万円（消費税込）

Mi-tokoro mono
"Hanare uma"
Kozuka and Kogai: Signature. Miyake Hidemasa(Kao)
Menuki: Kin tanzaku-mei. Miyake Hidemasa(Kao)

late Edo period / Edo city, Musashi province
Kozuka and Kogai: made of Shakudo
Menuki： made of Gold (Kin-muku)
Kozuka ｓize; Length 97.8mm / Width 14.5mm
Kogai size: Length 211.5mm / Width 12.2mm
Menuki size: Omote 35.5mm / Ura 33.5mm
Special Kiri Box / Shifuku

Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK
Price1,200,000JPY

　木曽、対馬、南部、三河、能登などは名馬の産地。それら放牧地には、鞍や手綱から解放されて自由に駆け回る軍馬があり、また、いずれ戦場を駆け巡るであろう若駒やその母馬が草を食んでいた。体をぶつけ合うように競い激しく後ろ足を蹴り上げる馬を小柄に、親子であろう優しい視線を投げかける様子を笄と目貫に彫り描いた三所物。綺麗に揃った赤銅魚子地は広々とした牧場を思わせ、馬の身体は上質の金無垢地を打ち出し強く容彫とし、隆々とした筋肉や風に揺れる鬣と尾まで躍動的に彫り出している。三宅英政は、江戸の二代宗與に学び毛利家に抱えられた英充の近縁の名工。

放馬図三所物　銘　三宅英政