茎に施された鑢目は茎の柄からの脱落防止ばかりでなく、美観を高める目的もあり、ことに新刀期に至ると、その意匠に工夫が凝らされた化粧鑢が現れた。津田越前守助広に代表されるこの化粧鑢の手法は、香入れを包む袱紗(ふくさ)の複雑な合わせ目の模様を意匠に採り入れたものである。
索引【こ】 分類[刀剣] 登録日-2002/07/22 10:41