武蔵国 延宝頃
刃長 二尺三寸四分
反り 五分三厘
元幅 一寸一厘強
先幅 六分八厘
重ね 二分
金着二重ハバキ 白鞘入
昭和四十五年北海道登録
特別保存刀剣
1,500,000 円
(Item number: 1733)
Musashi province
A.D. 1673-1680 (Enpo era, Edo period)
Hacho (Edge length) : 70.9cm
Sori (Curvature) : Approx. 1.61cm
Moto-haba (Width at Ha-machi) : Approx. 3.06cm
Saki-haba (Width at Kissaki) : Approx. 2.06cm
Kasane (Thickness) : Approx. 0.61cm
Gold foil double Habaki
Wooden case (Shirasaya)
Tokubetsu-Hozon
1,500,000 JPY
法城寺正弘一門は斬れ味に優れ、虎徹と共に江戸刀工の高い技量を世に知らしめた名流。但馬国より江戸に移住した初代、その技術を受け継いだ二代もまた、藤代版『日本刀工辞典 新刀篇』に「既斬一胴利甚因累三胴断之刃端入 富田彌一左衛門試之」と銘された刀があるように刃味が優れ、水戸家二代藩主光圀に抱えられている。
尋常な寸法に仕立てたこの刀は、茎が長めに江戸らしさがあり、適度に反って鋒延びごころに鋭利な姿格好。微塵に詰んだ小板目鍛えの所々に杢目と板目が現われた地鉄は、全面に細かな地沸が付いて躍動的な肌合いを呈する、江戸新刀らしい武骨な出来。刃文は小互の目乱で、帽子はごく浅く湾れ込んで先に掃き掛けを伴い小丸に返る。刃縁は沸深く明るく冴え、この中にほつれが重層的に入り、匂の満ちた刃中には淡い沸足が無数に射し、ここにもほつれから変じた淡い砂流しが金線を伴って掃き掛かり、所々に配された湯走りと共に変化のある働きとなっている。
(商品番号1733)