短刀
銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代)
(菊紋)雷除 文政三年二月吉日

Tanto
Sig. Nihon kaji sosho
Iga no kami Fujiwara no KINMICHI
(the 6th generation)
(Kiku-mon) Kaminari-yoke Bunsei 3 nen 2 gatsu kichijitsu


山城国 文政 二百二年前 五十八歳作

刃長 八寸七分七厘
反り 僅少
元幅 九分七厘
重ね 二分

銀無垢一重ハバキ 白鞘入

平成五年神奈川県登録

保存刀剣鑑定書

価格 三十万円(消費税込)

Yamashiro province
Bunsei 3 (A.D.1820, late Edo period)
202 years ago, Work at his 58 years old

Hacho (Edge length) 26.6cm
Sori (Curvature) a little
Moto-haba (Width at Ha-machi) approx. 2.94㎝
Kasane (Thickness) 0.61㎝

Pure silver single Habaki / Shirasaya

Hozon certificate by NBTHK

Price 300,000 JPY

伊賀守金道(きんみち)の六代は、宝暦十三年に金道五代の子として生まれ、寛政十一年十月二十六日に三十七歳で伊賀守を受領(国立国会図書館蔵『鍛冶金道系図(注①)』)した。 六代作のこの短刀は、身幅広めにごく浅く反り、寸法の伸びた洗練味のある姿。地鉄は小板目肌が無類に詰み、地沸が微塵に付いて沸映りが立ち、晴れやかな鉄色を呈する。刃文は小沸が深く緩みのない端正な直刃。茎に菊紋と共に刻された「雷除」の銘は金道初代の由緒に基づくもの。文禄二年五月、後陽成天皇が外出先で落雷の危機に遭遇したが、金道初代精鍛の御守刀が自然に抜け出て雷雲を切り裂き、一転して晴天に変じたという。この逸話に因り、「雷除」の刻された金道六代の刀は災厄除けとして人気を博したという(注)。現存稀有の伊賀守金道六代の入念作である。

注①六代金道は伊賀守家の屋台骨を強化せんと系図を作成し幕府に提出した(小島つとむ「『鍛冶金道系図』作成の事情」『刀剣美術』五五八号参照) 注②福永酔剣先生『京都の刀剣』参照)。

注②福永酔剣先生『京都の刀剣』参照)。

短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日

短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日白鞘

短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日 差表切先短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日 刀身差表ハバキ上

短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日 刀身差裏切先短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日 刀身差裏ハバキ上

短刀 銘 日本鍛冶宗匠伊賀守藤原金道(六代) (菊紋)雷除 文政三年二月吉日 ハバキ