陰陽日月波濤図目貫
銘 矩・隨

江戸時代中期─後期
武蔵国江戸

朧銀地丸形片切彫り毛彫金銀象嵌
表:21.6mm 裏:21.6mm
上製落込桐箱入

保存刀装具鑑定書
ご成約を賜りました

 中央を高く湾曲させた丸い朧銀地は金と銀で陰陽日月を表す。琳派の影響を感じさせる意匠化され、デフォルメされた波と光の表現が面白い。波は地を斜めに削ぐような片切彫りで力強く、鋤き込んで荒らした地に厚く金銀を布目象嵌している。目貫裏に堂々と矩隨と銘が刻されている。浜野政隨の門人矩隨は浜野派の名手。短刀の出目貫として柄の肉置に曲面が見事に調和している。
陰陽日月波濤図目貫 銘 矩・隨

陰陽日月波濤図目貫 銘 矩・隨

陰陽日月波濤図目貫 銘 矩・隨

Copy Right(c) Ginza Choshuya Co&Ltd reserved