嵐山渡月橋図小柄
銘 応需作 月琴堂幽斎花押

江戸時代後期 山城国京都

朧銀磨地甲鋤彫毛彫裏和歌
長さ:97.6mm 幅:14.9mm
『鏨廼花 第参巻』所載
落込桐箱入

保存刀装具鑑定書

 月明かりの下、舞い散る桜花の中を下り行く筏が、今まさに渡月橋に差し掛かろうとしている。どこか淡く円やかな線描写は甲鋤彫りの賜物であろう。裏には和歌が彫られている。「みなに棹差し引てに心遣に波にも咲る花はありけり」作者は和田一真に師事した安達幽斎真速(最早)。月琴堂も幽斎もかつては和田一真の号であった。本作は龍獅堂の旧蔵品で『鏨廼花 第三巻』に所載されている。
嵐山渡月橋図小柄 銘 應需作 月琴堂幽斎花押

嵐山渡月橋図小柄 銘 月琴堂幽斎花押

嵐山渡月橋図小柄 銘 應需作 月琴堂幽斎花押

嵐山渡月橋図小柄 銘 應需作 月琴堂幽斎花押

嵐山渡月橋図小柄 銘 應需作 月琴堂幽斎花押

嵐山渡月橋図小柄 銘 応需作 月琴堂幽斎花押


嵐山渡月橋図小柄 銘 月琴堂幽斎花押

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