瓜図目貫 |
室町時代 |
蝦夷拵と呼称される、蝦夷地(北海道)に住む人々に好まれて交易の対象となった異国趣味の風変わりで味わい深い拵に用いられた目貫である。薄手の素材を強く打ち出し、ふっくらと立体的に表した瓜。古風な抜きっぱなしの抜け穴が観察できる裏行も見所である。時代の上がる美濃の目貫に共通する雰囲気である。渋い光を放つ鍍金の手擦れの風合いも好ましい。 |
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