獅子図目貫
割際端銘 英・満(大森英満)

江戸時代後期 江戸浅草住
赤銅地容彫金色絵
表:32.3mm 裏:32.8mm
上製落込桐箱入

保存刀装具鑑定書
ご成約を賜りました

 伏せて上目遣いの獅子。背中を見せて寝そべる獅子。町彫りの獅子は自由な姿と豊かな表情が楽しい。高く打ち出された眉の下、金色絵に囲まれた瞳はくっきりと丸く生き生きとしてしかも愛らしい。高く渦を巻く巻毛は流れるような毛彫が美しく、胸や腿は肉感豊か。わずかに開いた口から覘く小さな歯や鋭い爪、背骨の様子など描写は実に詳細である。大森英満は言わずと知れた大森派を代表する名工。時流のせいであろうか、獅子図は意外にも少ない。
獅子図目貫 割際端銘 英・満

獅子図目貫 割際端銘 英・満

獅子図目貫 割際端銘 英・満

獅子図目貫 割際端銘 英・満

獅子図目貫 割際端銘 英・満

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