瓢箪から駒・張果老留守模様図笄
無銘 古金工

室町時代

赤銅魚子地高彫うっとり色絵
長さ:233mm 幅:14mm
上製落込桐箱入

保存刀装具鑑定書
ご成約を賜りました

 幅広で大振り、平らかな背面と時代の上がる笄の一典型を示した本作。ふっくらと丸い瓢箪、今にも画面から飛び出して駆けていくのではと思わせる駒は共に極めて肉高い高彫。長い時を経て際に残ったうっとり色絵が実に味わい深い。作られたばかりの頃はふんだんに使われた金が上質の赤銅地に映えて荒々しいほどに華やかだったことだろう。今はその漆黒に調和して風格を漂わせている。日本文化には変化を楽しみ慈しむ心がある。
うっとり色絵を鑑賞する時、それを想わずにいられない。
瓢箪から駒・張果老留守模様図笄 無銘 古金工

瓢箪から駒・張果老留守模様図笄

瓢箪から駒・張果老留守模様図笄 無銘 古金工

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瓢箪から駒・張果老留守模様図笄

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