草花尽金具黒蝋色塗鞘打刀拵 紅葉図縁頭 銘 嚮山光中
Kusabana tsukushi kanagu Kuro r iro nuri saya uchigatana koshirae
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草花尽金具黒蝋色塗鞘打刀拵
紅葉図縁頭 銘 嚮山光中
(刀身は入っておりません)

拵全長 三尺二寸五分(九八.五糎)
鞘長 二尺四寸四分 柄長 八寸 
刃長 約二尺二寸七分 反り 約七分
茎長 約六寸五分 元幅 約一寸

価額 -円(消費税込)

 春夏秋冬、時節各々の空気感を漂わせる草花図を題に採り、古典の思想を漂わせた綺麗な打刀拵。植物が持つ意味を知る高い教養を備えた武士が腰に帯びたものであろう。色づいた紅葉を華麗に表現した縁頭は、出羽の金工渡辺光中の手になる繊細な印象の在銘作。光沢のある朧銀地に金銀赤銅の平象嵌と片切彫、ごくわずかに鋤彫をも加えて奥行きのある図としている。表に水仙と牡丹を、裏に女郎花と菊を描いた目貫は、春秋の季節感を明確にするもの。赤銅地をくっきりとした高彫に仕立て、厚手の金色絵を施している。鐔は本間美氏在銘の秋草図。渋い色調の朧銀地を泥障形に仕立て、地面に石目地を打ち施して叢立つ草花は高彫一色、繊細で肉高いがために陰影が生じて美しい。切先を保護する鐺は、菊、竹、梅、蘭の四君子。渋い光沢のある朧銀石目地に、片切彫金銀の平象嵌で巧みに四季の花々を構成している(印銘がある)。黒蝋色塗の鞘は時を重ねて蝋のような透明感がある。白鮫皮に納戸色糸で目貫を堅く巻き締めている。

●春秋草花図目貫
赤銅地容彫金銀色絵
●白鮫皮着納戸色糸摘巻柄

●紅葉図縁頭
銘 嚮山光中(花押)
朧銀磨地金銀素銅平象嵌片切彫

●秋草図鐔 銘 本間美氏
朧銀石目地障泥形高彫

●四君子図鐺 朧銀石目地片切彫金銀平象嵌


 
  

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