銘 肥州唐津住高田河内守源本行
享保二十一年辰二月吉日


Katana
Hishu Karatsu ju Takada Kawachi no kami Minamoto no
Motoyuki
Kyoho 21 nen tatsu 2 gatsu kichijitsu



豊後-肥前国 享保 二百八十三年前
Bunto - Hizen province, Kyoho 21(AD1736), mid Edo period, about 283 years ago

刃長 二尺一寸三分七厘 Edge length; 64.8cm
反り 四分六厘 Sori (Curveture); approx.1.4cm
元幅 一寸七厘 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 3.25cm
先幅 七分五厘 Saki-haba (Width at Kissaki); approx. 2.28cm
棟重ね 二分五厘
鎬重ね 二分六厘 Kasane (Thickness); approx. 0.79cm 
彫刻 表 草剣巻龍・蓮台陰刻 裏 梵字・護摩箸陰刻
Engraving; "So no Kenmaki-ryu, Rendai" on the right face, "Bon-ji, Goma-bashi" on the back face
金着二重ハバキ 白鞘付 Gold foil double Habaki / Shirasaya

茶石目地塗鞘肥後拵入 Cha ishime-ji nuri saya, Higo koshirae
拵全長 三尺強  Whole length: approx. 91cm
柄長 七寸一分 Hilt length: approx. 21.5cm

昭和三十九年熊本県登録


特別保存刀剣鑑定書
Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

価格 1,200,000 円(消費税込)

 豊後鍛冶の遠祖豊後國紀新大夫行平の末孫を自認する本行は、寛永十九年の生まれ。初め「紀新大夫末行平」と銘し(注@)、延宝年間に肥前国唐津に活動の場を移し、河内大掾を受領している。元禄年間には修業を目的に江戸に出、本阿弥家より「本」の文字を授かって本行に改銘、また、相州綱廣から相州伝を学んでいる。修験鍛冶に間々みられる綾杉鍛えを得意とし、八十三歳作の添銘があるように長寿を誇った刀工である。
 肥後国の武士が用いたものであろう(注A)、肥後拵に収められたこの刀は、抜刀術に適した茎が短く控えめの寸法ながら、身幅広く重ね厚く激しい打ち合いにも対応できる頑強な造り込みで、鋒大きく伸びた迫力のある姿格好。
綾杉肌が古調に乱れた地鉄は微細な地沸で覆われ、綾杉肌に沿って地景が網目状に現れる。刃文は作意の感じられない浅い湾れを伴う直刃で、地鉄に感応して刃境が小模様に乱れ、帽子は浅く乱れ込んで先にわずかに掃き掛けを伴い、長く返り淡い棟焼となる。
 付されている拵は、茶石目地塗鞘に網桜図縁頭、五三桐紋図目貫を黒糸で巻き締めた、堅固な造り。

注@…『銀座情報 三四〇号』に同銘の脇差を掲載。
注A…熊本県の登録。

刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日茶石目地塗鞘肥後拵 刀身 刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 白鞘

刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 切先表刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 刀身中央表刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 ハバキ上表


刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 切先裏刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 中央裏刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 刀身区上差裏











刀 銘 肥州唐津住高田河内守本行 享保二十一年辰二月吉日 ハバキ

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