総黒皺革包勝虫文釘抜文箙
 

 
江戸時代中期
高さ 40.5cm 幅 18.3cm
奥行き 11.5cm
桐箱入


Details

Ebira (Quiver)
So kuro shibogawa tsutsumi,
"Kachimushi, Kuginuki" mon Ebira

mid Edo period
height 40.5cm
Width 18.3cm
Dept 11.5cm

Special Kiri Box



 箙(えびら)は「箙の梅」の故事により、文武両道に秀でた武人の象徴とされ、茶人は花生けに箙を使用するなど、単なる武具の範疇を超えて愛されてきた。

 本作は端手(はたて)に至るまですべて革包とされ、その上を籐で巻いている。

 方立正面に鹿角製の勝虫を配し、側面には釘抜文。飴色の光沢が美しい細竹編になる弓の弦巻が付帯している。   


 

総黒皺革包勝虫文釘抜文箙

総黒皺革包勝虫文釘抜文箙