日本刀販売・買取の銀座長州屋｜月刊『銀座情報』11月号　菊花図鐔　無銘　平安城象嵌

詳細

菊花図鐔
　無銘　平安城象嵌
桃山時代

鉄地隅入木瓜形線象嵌
縦 87.5mm　横 75.3mm　切羽台厚さ 4mm

上製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書（平安城象嵌）

十万円（消費税込）

Details

Tsuba
"Kikka"

no sign HEIANJO ZOGAN

Momoyama period

made of iron
Length 87.5mm Width 75.3mm Thickness 4mm

Special Kiri Box

Hozon certificate by NBTHK
(Heianjo zogan)
Price 100,000JPY

　大振りで撫角形の隅を浅く切り込んだ木瓜形とし、切羽台に比較して耳際を薄く仕立てた品のある碁石形の造り込み。
　平安城象嵌と汎称される鐔は、古様式から新趣へと発展の過程で生み出された。

　鍛え強い鉄地の全面に真鍮で菊花を象嵌表現したこの鐔は、その筋立つ線による繊細な文様構成が最大の美観。

　その背後に桃山時代を生きた武士の骨太な意識が窺いとれるのも魅力である。

菊花図鐔　無銘　平安城象嵌

菊花図鐔　無銘　平安城象嵌