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脇差 銘 近江大掾藤原忠廣
(大業物)




Wakizashi
Omi daijo Fujiwara no TADAHIRO
(O Wazamono)



肥前国 寛文頃 約三百五十五年前
Hizen province, Kanbun era (late 17th century, early Edo period), about 355 years ago

刃長 一尺七寸強 Edge length; 51.6cm
反り 三分 Sori (Curvature); approx. 0.91cm
元幅 一寸三厘 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 3.12cm
先幅 七分二厘半 Saki-haba(Width at Kissaki); approx. 2.2cm
棟重ね 二分一厘
鎬重ね 二分四厘 Kasane (Thickness); approx. 0.73cm
銀無垢一重ハバキ 白鞘入
Pure silver (Gin-muku) single Habaki / Shirasaya

変り塗鞘脇差拵入 Kawari nuri saya, wakizashi koshirae
拵全長 二尺四寸二分 Whole length: approx. 73.3cm
柄長 五寸二分 Hilt length: approx. 15.8cm

昭和二十八年山口県登録
特別保存刀剣鑑定書
Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

価格 950,000円(消費税込)

 近江大掾忠廣は慶長十九年の生まれで、初代忠吉が四十二歳の時の子。十歳頃から作刀に従事したのであろう、初代が没した寛永九年は十九歳、以降一門を率いて、子の三代忠吉、孫の四代忠吉を育て、元禄六年に八十歳で没するまで、作刀に対する厳しい姿勢は衰えることがなかった。寛文頃には次代を担う子に希望の光を見出していたとみえ、寛永十四年に生まれ二十代中ほどに成長していた三代忠吉(注)との合作刀も多く遺している。
この脇差も、子の相鎚を得て鍛え上げたものと思われ、平肉厚く鎬筋が張り、元先の身幅も広く反りは控えめ、中鋒延びごころの堂々とした姿格好。小杢を交えた小板目鍛えの地鉄は、微塵に詰んだ中に細い地景を伴う板目肌がうっすらと現れ、鎬地は細かに肌立つ柾目鍛え。刃文は焼の深い小互の目に足の長い丁子が交じる忠廣の特徴が良く現れ、焼の深い帽子は先小丸に返り、断続的な棟焼を施して強靭な構造としている。沸がるく冴え冴えとした焼刃は、互の目の丸い中に小さな葉が複合されて肥前刀の特徴的な虻の目を成し、刃先近くまで小沸の足が延び、刃境のほつれが刃中では層状の砂流し、淡い金筋となって足を切るように流れ掛かる。小沸匂で満ちた刃中は一際明るく輝く。わずかに勝手上がりとされた鑢目は筋が鋭く立って茎の保存状態も良い。
海松茶色と黒の変り塗斑模様とされた鞘に農耕図小柄を備え、鐔は獅子牡丹図、田舎家図縁頭、甲冑の袖図目貫を黒糸で巻き込んだ、脇差拵が付されている。

注…三代陸奥守忠吉は、父に先立つ貞享三年に、五十歳で没している。

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣    脇差 銘 近江大掾藤原忠廣変り塗鞘脇差拵 刀身 脇差 銘 近江大掾藤原忠廣脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 白鞘

 

 

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 切先表     脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 刀身表中央脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 刀身ハバキ上表


 

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 刀身差裏切先    脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 刀身差裏中央脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 刀身ハバキ上差裏

 

 

 



 




 

 

  脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 ハバキ

 

 

忠廣押形

 


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