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雲形透図鐔 無銘 平田 江戸時代初期 肥後国 素銅荒らし地竪丸形色絵銀赤銅覆輪 縦 84mm 横 78.8㎜ 切羽台厚さ 5.2㎜ 特製落込桐箱入 保存刀装具鑑定書(平田) 三十五万円(消費税込)
Tsuba "Kumo-gata"sukashi (cloud design) no sign: HIRATA early Edo period / Higo province made of Suaka Size; 84mm×78.8mm×5.2mm Special Kiri Box Hozon certificate by NBTHK (Hirata) 350,000JPY
肥後金工平田彦三一門は、茶の美意識に通じる落ち着いた作風を専らとしたが、時には奇抜な意匠にも挑んでいるようだ。この鐔は、激しく動く雷雲の彼方で光る稲妻を想わせる図柄。素銅地の表面に鎚の痕跡を活かして地模様とし、鏨で鋭く切り込むことにより意図せぬ形状の透かしを施し、さらに金と銀の色絵を叢に施して大気の動きを暗示している。抽象画風の出来だが、平田に多くみられる可動式の覆輪も、銀と赤銅の削継で稲妻を想わせる。
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