百貝透図鐔
銘 越前住記内作


江戸時代後期 越前国
鉄地変り形肉彫地透

縦 68.4mm 横 64.8㎜ 切羽台厚さ 5.2㎜
特製落込桐箱入


保存刀装具鑑定書


Tsuba
"Hyaku gai" sukashi (shell design)
signature: Echizen ju KINAI saku

late Edo period / Echizen province
made of iron
Size; 68.4mm×64.8mm×5.2mm
Special Kiri Box

Hozon certificate by NBTHK



 貝は改、快、開、戒、会などに通じるとして好まれた図。また豊饒なる海への感謝の念も示されている。記内鐔工は、様々な図柄を題に採り、素朴な彫口から精巧で緻密な鏨使いの作まで幅広い作風で人気が高い。記内各代でも入記内と呼ばれるこの工は技術力高く、覇気に富んだ作を遺している。この鐔も精良な鋼を緻密に鍛えて細やかな高彫とし、地を透かし去って無数の貝を文様として際立たせている。



百貝透図鐔 銘 越前住記内作

百貝透図鐔 銘 越前住記内作

   

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