No.46 浮彫(うかしぼり) |
刀身彫刻を立体的に表現するためには高肉彫が最も効果的であるが、金工作品とは異なり鞘に納める都合上、或いは斬り込んだ刀身の通り抜けの面からも平地の表面より図柄が高くならないよう工夫されている。浮彫とは、刀身の一部を櫃状或いは額状に鋤き下げた中に主題を彫リ、しかもその高肉部を刀身表面と同じ高さで平面状とするところから、あたかも平地に彫刻が浮き出ているかのように感じさせるもので、梵字浮彫の例が多い。 索引【う】 分類[刀剣] 登録日-2002/06/17 23:24 |