No.41 入子鞘(いれこざや) |
拵用の鞘は実用に供する為、内部に埃や油錆等が溜りやすく、また、表面が漆塗等の加工が施してある為、白鞘のように割鞘をして内部を掃除することが困難である。これにより、刀身を直接収納する内鞘と、これを収める外鞘の二重構造とした入子鞘が考案された。この構造であれば掃除の必要が生じた場合には外鞘を傷付けず、内側の鞘を抜き出すだけで取りはずしが可能となるところから、刀身の保存には最適である。 索引【い】 分類[刀装] 登録日-2002/06/17 23:20 |