乾燥した鮫の皮には硬く小さな突起物が無数に生じているところから、この皮は柄部に巻き着けて滑り止めに用いられ、また突起物や皮の模様が多彩なところから鞘の装飾としても利用された。藍鮫とはツノザメ科に属する小形の鮫で、体は灰色もしくは褐色、鮫皮の中でも薄藍色の皮は、その特徴ある色あいから主として鞘の装飾素材に用いられている。
索引【あ】 分類[刀装] 登録日-2002/06/17 15:23