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三つのお約束

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長州住潜龍子盛秀造之
    文久三年亥二月日

Katana Sig.

Choshu ju Senryushi MORIHIDE kore wo tsukuru

    Bunkyu 3 nen I 2 gatsubi


長門国 文久 百五十六年前

刃長 二尺五寸一厘
反り 五分六厘
元幅 一寸一分六厘/先幅 九分
棟重ね 二分六厘/鎬重ね 二分七厘
金着二重ハバキ 白鞘入

昭和四十五年山口県登録

特別保存刀剣鑑定書

価格 百五十万円


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Nagato province / Bunkyu 3 (AD1863 late Edo period) / 156 years ago

Hacho (Edge length) 75.8p / Sori (Curvature) approx.1.7p
Motohaba (Width at Ha-machi) approx.3.52p / Saki-haba (Width at Kissaki) approx.2.73p
Kasane (Thickenss) approx. 0.82p
Gold foil double Habaki, Shirasaya

Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

Price 1,500,000 JPY


 潜龍子盛秀(もりひで)は名を藤本左門といい、青龍軒岩本盛俊門人(注)。彼が仕えた長州藩は攘夷の急先鋒。文久三年幕府から攘夷決行の言質を引き出し、五月、下関を通った米、仏、蘭の艦船を砲撃。長州武士の意地と覇気を世界に示したのだった。
この刀は攘夷決行への機運が最高潮に達した文久三年二月鍛造の一振で、身幅極めて広く両区深く先幅も広く、重ね極めて厚く元先の重ねの差が殆どなく、反り浅く鋒大きく延び、手持ち頗る重い、健全無比の体配。地鉄は小杢目肌詰み、地景網状に入って肌目細かに起ち、小粒の地沸が厚くついて鉄色は晴れやか。刃文は焼高い互の目丁子乱刃、銀砂のような沸で刃縁は明るく、刃中にも沸の粒子が充満して明るく、幾筋もの金線、砂流しが断続的にかかり、処々杢状にうねる。物打付近には一段と大粒の沸が厚く付き、刃中も強く沸付いて焼刃の硬度が高められ、金線鋭く躍る。帽子も強く沸付き、乱れ込んで細い金線を交え、突き上げごころに小丸に返る。長い茎は底白く輝き、鑢目の一本一本が鮮明で、鑚強く刻された銘字には鑚枕が立つ。相手との間合いを図り、瞬間に長い柄いっぱいに持って打ち込んだのであろう。並外れた剛腕と厳しい修練を想起させる。攘夷の熱情に応え潜龍子盛秀が精魂込めた雄刀で、未だかつて経眼したことのない大作。盛秀の作刀生涯中の最高作と称しても過言ではないであろう。

注…慶応三年に没した師盛俊のために墓碑銘文を記している。

刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 白鞘

刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 切先表刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 中央表

刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 中央表





刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 切先裏刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 中央裏

刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 差裏中央刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日 ハバキ上

 

 

刀 銘 長州住潜龍子盛秀造之 文久三年亥二月日  ハバキ


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