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脇差 兼房

Wakizashi Sig.

Kanefusa



美濃国 永禄頃 455年前

刃長 一尺一寸五分八厘
反り 一分九厘強
元幅 九分四厘 / 重ね 一分六厘強
彫刻 表裏 棒樋掻き流し・添樋
金着一重肥後ハバキ 白鞘(注@)付 白鞘入

昭和46年東京都登録(159492号1月21日)
特別保存刀剣鑑定書
七十万円 (消費税込)

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Mino province / Eiroku era (late Muromachi period, mid mid 16th century), about 455 years ago

Hacho (Edge length) 35.1cm / Sori (Curveture) 0.6
cm
Motohaba (width at Ha-machi) 2.87
cm / Kasane (thickenss) 0.51cm
Engraving; "Bo-hi, Kaki-nagashi and Soe-hi" on the both sides
Gold foil single Higo Habaki, Shirasaya

Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

700,000JPY


 室町時代の美濃国には三本杉の刃文で切れ味の最高峰最上大業物に列せられる孫六兼元、細川家の歌仙拵の作者で「之定」の呼称のある和泉守兼定、端正な直刃を得意とした兼常らが登場し、操作性と刃味に優れた作を以て戦国武将の信頼に応えた。別けても兼房は室町初期永享の刀工を祖として歴史は古く、美濃刀工の棟梁を勤めて家格高く、殊に永正頃の石見守兼房が編み出した互の目丁子乱刃は「兼房乱」と称されて人気が高い。
この脇差は戦国武将が鎧の前差としたであろう平造脇差。身幅広く重ね充分にて先反りついて寸延び、棒樋が掻かれて姿引き締まり、素早く抜き放って至近の応戦するに適している。地鉄は板目に流れごころの肌を交え、肌目に沿って地景入り、地沸厚くついて関映り立つ。刃文は焼高く、焼頭丸く張って下部は窄まって袋形となって高低に変化し、匂勝ちに小沸ついて刃縁明るく、焼の谷に沸厚くつき、足を遮るように細かな金線・砂流しかかり、刃中は細かな沸の粒子が充満して照度高い。帽子は焼を充分に残し、強く掃き掛け、尖りごころとなって長めに返る。茎の保存状態は良好で、中程が張って先やや細く、檜垣鑢が掛けられ、二字の銘字が神妙に刻されている。肥後はばきが附され、細川家中の武家に伝来した一振(注A)とみられる優品である。

注@ 白鞘に戦後間もない一時期に発行された所持許可証が張られている。
注A 勝光の刀と東京都の大小連番登録されていた。肥後地方独特のはばき。

脇差 銘 兼房脇差 銘 兼房脇差 銘 兼房 白鞘

脇差 銘 兼房  切先表脇差 銘 兼房 ハバキ上表


脇差 銘 兼房 切先裏脇差 銘 兼房 差裏ハバキ上

 

脇差 銘 兼房 ハバキ



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