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短刀
銘 金房新郎(金房正真)

Tanto
Kanabo Shinro (Kanabo Masazane)

大和国 天文頃 約四百七十年前
刃長 七寸三分二厘(二二・二糎)
元幅 六分二厘
重ね 二分三厘
金着一重はばき 白鞘付
海軍短剣拵入
拵全長 一尺五寸
柄長 三寸七分六厘
平成二十八年東京都登録

戦国期、興福寺門前の一画(注@)に金房(かなぼう)派の刀工があり、兵衛尉政次、隼人丞正真ら優工を擁し、精強な刀や槍、薙刀を以て武将の需に応えた。
この短刀は、茎に「金房新郎(注A)」と俗名のみが刻された珍しい一振で、作者は金房正真(注B)。身幅控えめにて重ね頗る厚い鎧通しの姿。地鉄は板目肌に地景が太く入って明瞭に肌目が起ち、地沸が厚く付いて棟寄りに沸映りが立つ。直刃調の刃文は小互の目、ほつれごころの刃を交え、刃境に湯走り、打ちのけ、金線、砂流しが掛かって二重三重に層をなし、小沸付いて刃縁明るく、刃中も沸匂満々として光を強く反射し照度は高い。
藍鮫皮包の海軍短剣拵が付されている。

保存刀剣鑑定書(伝金房正真)
価格750,000円(消費税込)

注@…現奈良市本子守町付近という。金房逗子の地名が残っている。
注A…『日本刀銘鑑』には、正真二代(天正頃)は「南都住金房新次郎正真」と銘し、俗名が新次郎であったことが知られる。とすれば新郎は隼人丞を冠した正真初代の俗名と見るべきであろうか。
注B…本多忠勝所用の蜻蛉切は金房正真の作とする説(『古今鍛冶備考』)がある。

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