帆立・鮑図鍔(鐔)
銘 越前住記内作

江戸時代後期 越前国

鉄地真丸形鋤出鋤下小透毛彫丸耳
縦:80mm 横:80mm
切羽台厚さ:6.9mm
耳際厚さ:6.9mm
特製桐箱入

特別保存刀装具鑑定書
ご成約を賜りました

 量感たっぷりの厚手真丸形の地鉄は鍛え頗る良く、錆色も深い。何よりこの造形の面白さに注目していただきたい。鮑と帆立の殻を重ね、実に写実的に表現している。地を深く抉り、曲面を作り、鮑に至っては付着したフジツボや藻類まで彫り描いている。殻の表面は一様ではなく、貝の成長を思わせる抑揚をつけ、詳細な毛彫で見事に質感を表している。同作中でも最も入念な作域を示している。
帆立・鮑図鍔(鐔) 銘 越前住記内作

帆立・鮑図鍔(鐔) 銘 越前住記内作

帆立・鮑図鍔(鐔) 銘 越前住記内作

帆立・鮑図鍔(鐔) 銘 越前住記内作

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