林又七写 雲出八橋透鍔(鐔) |
成木一成 昭和6年生 |
長年、古い鉄鐔の復元に情熱を傾け、自ら材料の砂鉄を全国各地から採集し、自家製たたら製鉄によってその地鉄の再現に努めた成木一成氏の林又七を写した意欲作。意匠のみならず、靭性を感じさせる地鉄の質感、黒々とした深い錆色までも忠実に再現している。エネルギーの塊のような無骨な古鐔や洗練味溢れる本作のように成木氏の作域は非常に幅広く、また味わい深い。 |
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