獅子図三所物
無銘 後藤即乗 附光理折紙

光理折紙
「金獅子三所物 作即乗
裏哺金七子赤銅棹下地程乗
代貮百貫 後藤四郎兵衛
元文五年二月七日」

江戸時代前期
山城国京都─武蔵国江戸
目貫:金無垢地容彫
表:30.5mm  裏:31mm
小柄・笄:赤銅魚子地金紋裏板金哺
小柄 長さ:96.8mm 幅:14.5mm
笄 長さ:211mm 幅:12.2mm
特製落込桐箱入

特別保存刀装具鑑定書
(無銘 即乗 附光理折紙)
価格1,800,000円(消費税込)

 後藤宗家を継いでわずか数年、三十二歳で夭折した八代目即乗。現存する自身銘が極めて少なく、その作風を知るのが最も困難な一人である。附されている折紙によれば、金紋の獅子は全て即乗の作。赤銅魚子地の下地と裏板金哺を程乗が仕立てたことが知られる。この時代の特徴として金の地金がやや厚くなってくるのだが、それにしても目貫のずっしりとした重さに驚かされる。打ち出し強く量感たっぷりの親子獅子は殊のほか金色が良く、黄金色に輝いて品格高い。即乗には三十疋獅子図鐔(銀座長州屋蔵)という赤銅魚子地に金獅子三十疋を据紋した驚異の作がある。様々な姿態の獅子が折り重なるように立体的に彫られていて終日見ていて飽きない。
 本作の目貫は、対になった親獅子、また、それぞれの親子で阿吽の吉相を表している。親の足をかいくぐるように寄り添って駆ける子獅子という構図は、先代の顕乗からの影響を大きく受けているのだろうか。頭を低く挑むような態勢をしている小柄の獅子も面白い。引き締まって立体的な造形の獅子たちを絶妙に配し、高位の武士が持つに相応しく格調高い。
獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

獅子図三所物 無銘 即乗 附光理折紙

Copy Right(c) Ginza Choshuya Co&Ltd reserved