31 倶利迦羅 彫宗壽 表 櫃中倶利迦羅浮彫 裏 梵字・護摩箸・蓮台
銘 深吉野人國平製 平成四年二月日 刃長 一尺二分九厘 河内國平の幅広大振りの寸延短刀の平地一杯に、櫃中倶利伽羅が極密の鑚使いで浮彫にされている。剣を呑み込む龍の表情は越前喜内、虎徹、一竿子忠綱、親國貞、信秀、月山貞一、いずれにも見られない独創性があり、すでにして仙壽彫の極意を自家薬籠中のものとした宗壽の天賦の才を窺わせている。
銘 深吉野人國平製 平成四年二月日 刃長 一尺二分九厘
河内國平の幅広大振りの寸延短刀の平地一杯に、櫃中倶利伽羅が極密の鑚使いで浮彫にされている。剣を呑み込む龍の表情は越前喜内、虎徹、一竿子忠綱、親國貞、信秀、月山貞一、いずれにも見られない独創性があり、すでにして仙壽彫の極意を自家薬籠中のものとした宗壽の天賦の才を窺わせている。