23 宝珠 仙壽[金印銘]
表 宝珠鋤下高肉彫 裏 梵字


銘 小左衛門行平 平成玖仲夏  刃長 五寸一分五厘

 


 室町時代後期の延徳・明応、文亀・天正頃の、勝光、宗光、忠光等に往々見られる小振りの両刃造に範を採った刀身に、火炎宝珠を鑽深く鋤き下げ、玉を高肉彫に仕上げている。必殺の武器に相応しい、必然性のある彫物である。

  
 
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