11 達磨 彫仙壽
表 櫃中達磨鋤下高肉彫 裏 左転右転文字

銘 小左衛門行平 平成八年八月日 刃長 七寸三分二厘
『柳村仙壽平成の刀身彫刻』所載

 達磨の彫を完成させるために、庖丁正宗の姿を借りて精鍛した小左衛門行平の幅広の平身一杯に、厳しい眼光ながら品格高い達磨大師を鋤下高肉彫とし、櫃中に浮かせている。顔の表情、特に目玉に注目してほしいとは本人の弁である。

 

 

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