10 火炎梵字 彫仙壽花押(金象嵌) 銘 東吉野村國平 昭和甲子年春日 刃長 六寸四分厘
『柳村仙壽平成の刀身彫刻』所載 地沸厚く刃沸深い相州正宗風の河内國平の短刀。仙壽はこれを見た途端、好きな図柄である火炎宝珠の透彫を思い立ち、しかも火炎の中の表裏の図柄を変えるという発想の転換を計ったと語っている。彼のオリジナル作品であるが、彼の弟子達により、さらに深化した透彫が創作されることであろう。
『柳村仙壽平成の刀身彫刻』所載
地沸厚く刃沸深い相州正宗風の河内國平の短刀。仙壽はこれを見た途端、好きな図柄である火炎宝珠の透彫を思い立ち、しかも火炎の中の表裏の図柄を変えるという発想の転換を計ったと語っている。彼のオリジナル作品であるが、彼の弟子達により、さらに深化した透彫が創作されることであろう。