販売品のご案内

鉄地朱漆塗鉄板物紺糸縅四段垂半頬

江戸時代
縦：約2４cm　横幅：約16.8cm　奥行：約13cm

鮮やかな朱色が印象的な半頬。四段垂は板物ながら、仕立ては入念で保存状態は頗る良い。
赤備え具足に付帯していた作であろう。

鉄錆地塗鉄板物四段垂素懸縅面頬

江戸時代
縦：約25.5cm　面部横幅：約17cm　垂部幅　19cm　奥行：約12cm

耳に六星を透かし、緋色板物の四段垂を朱漆塗に仕上げた烈勢面。朱色の上唇をめくりあげ、金泥塗にて歯を強調した面相は威嚇の表情を表す。裏面の朱漆、表面の鉄錆地塗は殆ど欠損なく極めて状態の良い面頬。

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鉄地黒漆塗板物四段縹色糸素懸縅天狗面頬

江戸時代
縦：約26m　面部横幅：約17.cm　垂部幅　9cm　奥行：約14.3cm

耳に異形の小透かしを施し、緒便り鋲を二本顎下に備える天狗面頬。蝶番を止める針金を引き抜くと脱着、あるいは開閉が可能となる特別な仕立てとなっている。鼻には皺の段が打ち出されて、小鼻の丸い打ち出しと鋭い鼻先の対比が殊に印象的である 。

鼻の裏側を注意深く観察すると、驚くことに一枚の鉄板を打ち出して鼻先まで作り込まれており、その製作は矧ぎ合わせの作に比し数倍の困難をともなうであろう。得難い逸品である。