太刀
銘 浄雲斎羽山円真造之
明治四十四年一月吉日


Tachi
Jounsai Hayama Enshin kore wo tsukuru
Meiji 44 nen 1 gatsu kichijitsu



東京 明治 百八年前
Tokyo capital, Meiji 44 (AD1911), 108 years ago

刃長 二尺二寸六分六厘 Edge length; 68.7cm
反り 五分五厘 Sori (Curveture); approx.1.67cm
元幅 九分一厘半 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 2.77cm
先幅 五分九厘 Saki-haba (Width at Kissaki); approx. 1.79cm
棟重ね 二分三厘 Kasane (Thickness); approx. 0.7cm 
鎬重ね 二分二厘
銀無垢地二重ハバキ/白鞘入  Solid silver double Habaki, Shirasaya

昭和二十六年東京都登録
保存刀剣鑑定書
Hozon certificate by NBTHK

価格 550,000 円(消費税込)

羽山円真は大正九年に七十五歳で没するとあることから生まれは弘化三年。清麿の高弟鈴木正雄に作刀を学び、独立後は谷中に鍛冶場を設け、豊橋藩工となった。二十代中頃に廃刀令を迎えたものの、その後も作刀を続け得た数少ない刀工の一人。山城を代表する粟田口伝を突き詰め、微塵に詰んだ小板目鍛えに穏やかな直刃を特徴とし、大正年間まで作品を遺している(注)。
 この太刀は、茎を雉子股形に、棟を丸棟に仕立てた円真が得意とする古の姿を再現したもの。寸法から華族や高位の武官の儀式刀として用いられたものであろう。腰反りが付いて踏ん張りがあり、元先の身幅はバランス良く、小鋒に結んで品位の高い陰影。梨子地状に微塵に詰んだ小板目鍛えも円真の得意とするところ。上質の鋼を選んで鍛えたものであろう、微細な地沸で覆われ、山城物の古作を見るようにしっとりとしている。刃文は穏やかな湾れを交えた直刃で、刃中も小互の目を交えて小足が盛んに入り、帽子は端正な小丸返り。匂本位の焼刃は匂口柔らかに叢沸なく清浄感に満ちている。

注…明治三十四年、同三十八年、四十年、大正元年、同二年、五年など、いずれも『銀座情報』掲載。

太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 白鞘

太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 切先表太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 刀身中央表太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 ハバキ上表


太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 切先裏太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 中央裏太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 刀身区上差裏

太刀 銘 浄雲斎羽山円真造之 明治四十四年一月吉日 ハバキ

円真押形
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