脇差
大磨上無銘 末手掻


Wakizashi
no sign (O suriage) Sue-tegai



大和国 室町時代 約五百年前
Yamato province, Muromachi period, about 500 years ago

刃長 一尺七寸九分 Edge length; 54.3cm
反り 三分六厘 Sori (Curveture); approx.1.09cm
元幅 八分二厘半 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 2.5cm
先幅 六分二厘 Saki-haba (Width at Kissaki); approx. 1.88cm
棟重ね 七厘
鎬重ね 一分六厘半 Kasane (Thickness); approx. 0.5cm 
銀着一重太刀ハバキ 白鞘付 Silver foil single tachi Habaki / Shirasaya

錦包鞘太刀拵入 Nishiki tsutsumi saya, tachi koshirae
拵全長 二尺七寸八分 Whole length: approx. 84.3cm
柄長 六寸六分 Hilt length: approx. 20cm

平成二十七年東京都登録
保存刀剣鑑定書(末手掻)
Hozon certificate by NBTHK (Sue-Tegai)

価格 500,000 円(消費税込)

 手掻派の初祖は、鎌倉時代後期に東大寺転害門の門前辺りに鍛冶場を設けていた包永。鎬が強く張って棟を削ぎ、刃の抜けを考慮した造り込みと、板目肌が強く現れた地鉄に直刃を焼くという特徴で遍く知られた大和五派の一。その流れを汲み、焼刃に精美な沸匂を展開したのが、末手掻と呼ばれる室町時代の手掻鍛冶である。
 この脇差は、三寸程の磨り上げで元来は刃長二尺強の扱い易い片手打ちの刀。現状でも一尺八寸近くあり、戦場では抜き打ちなどに重宝された武器に他ならない。鋒延びごころに、棟を削いで鎬が高い造り込みは掟通り。杢目を交えた板目鍛えの地鉄は、肌が大きく流れて刃寄りに柾目が現れ、微細な地沸が付いて地景で一際肌目が強く浮かび上がる。小沸に匂を複合した明るい刃文は、中直刃調の浅い湾れの所々に小互の目を配し、刃中に繊細なほつれが盛んに入り、物打辺りは喰い違い、帽子は沸付いて掃き掛けを伴う小丸返り。古調な出来となっている。
 雅趣ある文様が織り出された錦包みの鞘と柄に、赤銅魚子地片切彫になる唐草文図総金具を備え、束菖蒲図目貫を蛇腹巻とし、蔦紋を配した赤銅地葵木瓜形鐔を掛けた太刀拵が附されている。

脇差 大磨上無銘 末手掻脇差 大磨上無銘 末手掻錦包鞘太刀拵 刀身 脇差 大磨上無銘 末手掻脇差 大磨上無銘 末手掻 白鞘

脇差 大磨上無銘 末手掻 切先表脇差 大磨上無銘 末手掻 刀身中央表脇差 大磨上無銘 末手掻 ハバキ上表


脇差 大磨上無銘 末手掻 切先裏脇差 大磨上無銘 末手掻 中央裏脇差 大磨上無銘 末手掻 刀身区上差裏







脇差 大磨上無銘 末手掻 ハバキ

末手掻押形

Ginza Choshuya All Rights Reserved


銀座長州屋ウェブサイトトップページ