刀子　～～Tosu～～ 　正倉院に遺されている刀子は、貴族が階級などを示すために用いたと考えられる品位の高い装身具の一つ。穂先は二寸前後の細身とされたものが多い。朱や緑に染色した象牙の鞘の表面を削って植物や鳥などの雅な文様を浮かび上がらせた、撥鏤と呼ばれる装飾が特徴である。 備前伝を得意として鎌倉時代から南北朝の古名作を手本に、多数の優品を生み出している吉原義人刀匠は、同時に我が国の刀剣に関わる伝統文化の源泉にも強い興味を持ち、古代の刀子の再現も行っている。手本としているのは正倉院の御物。義人刀匠が穂先を製作し、伝統的撥鏤の技術を活かした拵を製作していたのは麻衣子氏。また義人刀匠独創の撥鏤もある。 特別国債種事業者　登録番号 S-3-13-30638　株式会社 銀座長州屋　東京都中央区銀座三丁目10-4 代表者 深海信彦　ぞう科の牙およびその加工品　登録有効期間満了の日 2021年5月31日 Our company is certificated by Ministry of the Environment to trade ivory products until 5/31/2021. We cannot export them to overseas. Only for customers living in Japan. （海外への輸出は出来ません）
牡丹文黒牙撥鏤鞘金荘白牙柄刀子 吉原義人	"Botan" mon Bachiru saya Yoshiwara Yoshindo
吉原義人　無監査刀匠　東京都葛飾区 穂長 三寸　唐草文金平象嵌 拵全長 七寸一分　柄長 三寸七分 総金具金無垢地 落込桐箱入 ご成約済	Yoshiwara Yoshindo "Mukansa" swordsmith by NBTHK lived in Katsushika city, Tokyo capital Scabbard: made of black dyeing ivory Hilt: made of white ivory Edge length: 90mm "Karakusa" design gold inlay Koshirae whole length: 215mm Hilt length: approx.112.1mm So-kanagu: made of solid gold special Kiri Box

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黒く染めた象牙の鞘に片切彫によって牡丹を唐草風に彫り描いた作。紅色の牡丹に鮮やかな緑の葉が印象的。意匠そのものは吉原義人刀匠のオリジナル。金具は総て金無垢地で色合いが鮮やかである。穂先は古作そのもので、腰元に唐草文が平象嵌されている。小板目鍛えに小沸出来の鮮やかな直刃が焼かれている。

　　　　

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瑞鳥文緑牙撥鏤鞘金荘白牙柄刀子 金印銘　義人	"Zui-cho" mon Bachiru saya Kin-in mei Yoshindo
吉原義人　無監査刀匠　東京都葛飾区 穂長 二寸八分五厘　唐草文金平象嵌 拵　麻衣子 拵全長　七寸四分　柄長 三寸六分 総金具金無垢地　緒通し金具にルビー象嵌 落込桐箱入 ご成約済	Tosu: forged by Yoshiwara Yoshindo "Mukansa" swordsmith by NBTHK lived in Katsushika city, Tokyo capital Koshirae: made by Maiko Scabbard: made of green dyeing ivory Hilt: made of white ivory Edge length: 85mm "Karakusa" design gold inlay Koshirae whole length: 225mm Hilt length: approx.109mm So-kanagu: made of solid gold inlaid ruby at Belt fitting special Kiri Box

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撥鏤は麻衣子氏。緑色に染めた象牙の鞘に繊細な毛彫で鳥と植物を彫り描き、象牙の白を基調に所々紅と黄色に染めて華やかな装飾としている。金具は総て金無垢地で、緒通しの金具にルビーの象嵌。義人刀匠の穂身は匂と小沸が鮮やか。金象嵌の印銘が施されている。

　　　　

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