短刀
昭和四十四年新潟県登録 価格 800,000 円(消費税込) |
鎌倉時代後期の初代手掻包永の子に始まる包清の工銘は、東大寺転害門前辺りを拠点としていた同派の隆盛と共に受け継がれ、活躍は室町時代後期に及んでいる。手掻鍛冶は大和五派の中でも特に多くの末葉が栄え、他国へ活躍の場を求めて移住した者もまた多い。これら手掻鍛冶の中でも、南北朝時代以前の工を手掻、それ以降の工を末手掻と呼び分けているが、作風は時代の要求によって変遷があるものの、地刃の本質的出来や構成に大きな違いはなく、いずれも優れている。 |
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