双牛透図鐔 無銘 庄内 江戸時代中期 出羽国庄内 素銅地変り形肉彫地透 縦 76mm 横 77㎜ 切羽台厚さ 6mm 特製落込桐箱入 保存刀装具鑑定書(庄内) 350,000円(消費税込)
Tsuba "So-gyu" no sign Shonai mid Edo period / Shonai city, Dewa province made of Su-aka Size; 76mm×77mm×6mm Special Kiri Box Hozon certificate by NBTHK (Shonai) 350,000JPY
二頭の牛を巴状に構成した、庄内金工と極められている鐔。この地域の金工は、東北や遠国という認識が当てはまることのない瀟洒な作品を遺している一方で、この鐔のように武骨でありながらも長閑な風情を感じさせる作も生み出しており、名のある金工以外にも地方色豊かなところに魅力が見出せる。特にこの鐔は、素銅地が持つ柔らか味と、光沢のある肌合いなどが見どころ。くっきりと浮かび上がった背骨、強く張った肩と腰、艶やかな目玉も活きている。図柄の面白さは格別で、裏は寝そべる牛を下から眺めた様子。