刀
刃長 二尺三寸八分九厘 Edge length; 72.4cm 特別保存刀剣鑑定書(伝青江)
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備中を潤す高梁川下流域の肥沃な沖積平野では、古来荘園が開発されていた。後白河院発願の新熊野社領万寿荘、蓮華王院領子位荘もその例。清らかな水に恵まれ「青江」と称されたこの地に、山城、備前の名工と共に後鳥羽院の御番鍛冶を勤めた古青江恒次、貞次ら名工が興り、続いて鎌倉中後期の青江友次、延次、南北朝期の次吉、貞次、守次の諸工が出て名刀を手掛けている。 注…調所一郎『薩摩拵』に、上級武士達の薩摩拵の中に柄が「頭に向かって刃側に内反り形状になっている」とある。 |
Ginza
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