源氏物語胡蝶図目貫 無銘 大月派 江戸時代後期/山城国 赤銅地容彫 表目貫 25mm 裏目貫 23mm 特製落込桐箱入 保存刀装具鑑定書(大月派) 200,000円(消費税込)
Menuki "Genji monogatari, Kocho" no sign Otsuki school late Edo period / Yamashiro province made of Shakudo Size; Omote-menuki 25mm / Ura-menuki 23mm Special Kiri Box Hozon certificate by NBTHK(Otsuki school) 200,0000JPY
『源氏物語』に取材した、我が国の文学と美学の融合によって生まれた作品。京に栄えた大月派は、同地において育まれた伝統や文化を投影した作品を遺している。この目貫は、赤銅地をふっくらと打ち出して際端を絞ることにより肉高く立体的に見せる工夫をしており、表面には鏨を切り込んで衣服の揺れや手足の動きをすっきりと表現している。胡蝶の羽、迦陵頻伽の翼などは金の色絵で鮮やか。衣服の文様もまた細やかな平象嵌で艶やか。