這龍図目貫
無銘 美濃
桃山時代
金無垢地容彫
表目貫 41.7mm 裏目貫 42.3mm
上製落込桐箱入
Momoyama period
made of Solid gold
Omote-menuki:41.7mm
Ura-menuki: 42.3mm
Special Kiri Box
Price 400,000 JPY
裏側から打ち出してふっくらとした地造りとし、表面に鏨を打ち込んで丸みのある胴体と、くっきりと立つ角や顔を彫り表し、所々を切り込むように処理して後藤家の特徴でもある山高く谷深くの表現そのままに立体描写している。
後藤家と異なるのは龍の顔つきなどで、深く窪んだ眼窩、髭の様子、細くうねるような引き締まった胴体も見どころ。鱗が鋭く起ち、周囲を突くように鰭も立ち、珠を摑む爪も鋭い。