吉野千本桜図鐔
 無銘 加賀

江戸中期 加賀国

赤銅魚子地真丸形高彫色絵
縦82.5mm 横83mm  切羽台厚さ 4mm

特製落込桐箱入

特別保存刀装具鑑定書 (加賀)

六十五万円(消費税込)

Details

Tsuba
"Yoshino senbon zakura"
(Yoshino is a place famous for its cherry blossoms.)
no sign KAGA

mid Edo period
Kaga province

made of Shakudo
Length 82.5mm, Width 83mm, Thickness 4mm

Special Kiri Box

Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK
(Kaga)

Price 650,000 JPY


 秀吉も花見をした吉野桜の歴史は、役行者が桜の木に蔵王権現を刻んだことから御神木とされて桜が植えられたことに始まり、桜樹を体感する習わしが花見になった。

 その美意識を鐔に表現したのが加賀金工。後藤程乗などが伝統の技術を加賀金工に伝え、後藤家にない華やかさを追求した。 

 漆黒の赤銅魚子地に桜樹を濃密に高彫し、殊に花弁の重なって咲く様子を量感豊かに彫り出し、開いた花には銀の、蕾には金の色絵を加えて色彩の妙を演出、齢を重ねた古樹の姿態も妖艶に表現している。


 

吉野千本桜図鐔 無銘 加賀

吉野千本桜図鐔 無銘 加賀

 

吉野千本桜図鐔 無銘 加賀