龍図揃金具
小柄 銘 一柳友善(花押)
縁頭 銘 一柳友善(花押)
江戸後期 常陸国水戸
目貫 赤銅地容彫色絵
表目貫 51.5mm 裏目貫 51.8mm
小柄 赤銅地高彫色絵
長さ 97.2mm 幅 14mm
縁頭 赤銅地高彫色絵
縁 39mm 頭 35.5mm
川口陟師箱書
上製落込桐箱入 外箱付
late Edo period made of Shakudo Kozuka: 97.2mm at Length, 14mm at Width Calligraphy on the Kiri box, written by Kawaguchi Wataru
Fuchigashira: 39mm at Fuchi,
35.5mm at Kashira
Menuki: 51.5mm at Omote-menuki,
51.8mm at Ura-menuki
Special Kiri Box with outer box
目貫は赤銅地を量感豊かに肉 取りし、髭、眼窩の窪んだ目、胴体を包む鱗や鰭の線を鋭く彫り出している。小柄は珠を掴み波を掻き分けて進む龍で、正確な描写の高彫に鮮やかな金色絵。縁頭は雲間を天上目がけて昇る龍神。量感のある高彫に細部まで細やかな鏨を切り込み、濃密な金の色絵を施している。いずれも目玉に光沢があり、精気に包まれている。
五代友善は先代の子で最初友次と名乗った幕末頃を活躍期とする名人。