東下り図大小鐔
 銘 宗壽(花押)

江戸時代後期 出羽国米沢

赤銅魚子地高彫色絵
大 縦七九mm 横七五mm  切羽台厚さ五・五mm
小 縦六九・五mm 横六五mm  切羽台厚さ五・三mm

特製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書

七十万円(消費税込)

Details

DaiSho-tsuba
"Azuma kudari"
(from "Ise monogatari")

Sig. SOJU [Kao]


late Edo period
Yonezawa city, Dewa province
made of Shakudo

Large (Dai)
Length 79mm Width 75mm Thickness 5.5mm

Small (Sho)
Length 69.5mm Width 65mm Thickness 5.3mm

Special Kiri Box
Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK


Price 700,000JPY


 横谷宗壽は米沢の金工(竹林図一作金具の大小拵等が遺されている(注))。平安期、未開の東国を旅するのは冒険であり、多くの歌人は旅人の言葉を通して歌枕を疑似体験していた。ところが在原業平は自らの足で東国を歩いた数少ない歌人。旅路の感動を求める一方、富岳を眺め離れてゆく都を想い浮かべて涙したというこの場面はあまりにも有名。

 赤銅地を深く彫り込んで主題である業平を立体的に彫り表し、金銀素銅の色絵を加え、聳え立つ霊峰は高彫銀色絵。清く澄んだ大空は魚子地、波は遠くへ行くほどに細かな描写。日本の古典美が示された貴重な大小揃いである。 

注…銀座長州屋旧蔵


 

東下り図大小鐔 銘 宗壽(花押)

東下り図大小鐔 銘 宗壽(花押)

四方鐶文菊水図鐔 銘 勝弘斎壽延造

東下り図大小鐔 銘 宗壽(花押)