0 日本刀販売・買取の銀座長州屋|銀座情報1月号 印籠刻茶石目地塗鞘肥後拵

印籠刻茶石目地塗鞘肥後拵

Inrou kizami Cha ishime-ji nuri saya, Higo koshirae


拵全長 三尺五分
鞘長 二尺三寸五分
柄長 六寸九分

刃長 約二尺二寸
反り 約四分
元幅 約一寸五厘
茎長 約五寸


刀身はありません。

Whole length: 92.5cm
Scabbard length: approx. 71.2cm
Hilt length: approx. 20.9cm

Hacho (Edge length): approx. 66.7㎝
Sori (Curvature): approx. 1.21㎝
Motohaba (Width at Ha-machi): approx. 3.18㎝
Nakago length: approx. approx.15.2㎝

This koshirae has no sword.


 四分ほどの間隔で印籠刻みとした鞘は、茶石目地塗で渋い光沢があり、樋定規図笄と桐紋図小柄は重厚な赤銅地金色絵。小柄も印籠刻みとされており、鞘の構成線と調和している。鐔は神吉派の簡潔な意匠ながら大胆な透かしを施した作で、鉄地の耳際に銀の線象嵌が独特の光沢を呈している。地面に刻された鏨痕が何を意味するのか興味深いところである。目貫は鶴丸紋三双図赤銅容彫金色絵で、茶皺革包の縁に赤銅地波文に山道を切り施した頭を備えに、黒鮫皮着せに燻革で堅く巻締めている。


印籠刻茶石目地塗鞘肥後拵