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三つのお約束

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刀 銘 伯耆守藤原信高(三代)
寛文二年八月吉日







Katana
Hoki no kami Fujiwara no NOBUTAKA (the 3rd)
Kanbun 2 nen 8 gatsu kichijitsu



尾張国 寛文二年 三十二歳 三百五十八年前
Owari province, Kanbun 2 (AD1662, early Edo period), 358 years ago

刃長 二尺四寸九分四厘 Edge length; 75.6cm
反り 四分 Sori (Curvature); approx. 1.21cm
元幅 八分一厘 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 3.09cm
先幅 六分九厘 Saki-haba(Width at Kissaki); approx. 2.45cm
重ね 二分二厘 Kasane (Thickness); approx. 0.67cm
彫刻 表裏 棒樋丸止め Engraving: "Bo-hi, maru-dome" on the both sides
金着二重ハバキ 白鞘付
Gold foil double Habaki / Shirasaya

黒蝋色塗鞘打刀拵入 Kuro ro-iro nuri saya, uchigatana koshirae
拵全長 三尺六寸六分 Whole length: approx. 110.9cm
柄長 九寸二分 Hilt length: approx. 27.9cm

平成八年岡山県登録
特別保存刀剣鑑定書
Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

価格 1,400,000円(消費税込)

 伯耆守信高家の初代は河村左衛門。慶長初年に美濃から尾張国清洲に出、更に名古屋城下へ移り、徳川御三家の尾張藩に仕えた。寛永十年には二代が、寛文二年にその子河村三之丞が信高を襲名した。三代は寛永八年の生まれ。屈強な姿に冴えた直刃や鮮やかな乱刃を焼いた優品を手掛け、藩の兵法剣術指南役の柳生連也斎をはじめとする尾張武士の尚武の氣に応えて鎚を振るっている。
寛文二年八月吉日紀のこの刀は、家督継承直後に精鍛された伯耆守(注@)信高三代の意欲作。元来は二尺六寸を超える長さがあり、僅かに区送りながら未だに寸が延び、身幅広く元先の幅差殆どなく重ね厚く、適度に反りが付いて中鋒の、力感漲りながらも洗練味のある造り込み。深く掻かれた棒樋で姿が引き締まっている。地鉄は小板目に板目を交え、細かな地景が縦横に入って肌目が綺麗に起ち、これに細かな地沸が付いた瑞々しい肌合い。刃文は二つ三つと尖りごころの互の目が連れて抑揚変化した、関の三本杉を想わせる構成。焼刃は、小沸が付いて刃縁きっぱりと明るく、淡い足が盛んに入り、細かな沸の粒子が充満して刃中は冷たく澄む。焼の深い帽子は小丸に端正に返る。茎の保存状態は良好で錆色美しく、銘字が入念に刻されて鑚枕立ち、寛文二年の年紀も鮮明。茎は拵の柄形を考慮して薄く先細く仕立てられ、操作性への備えも万全。出来頗る優れた尾張武士好みの一刀となっている。
繊細な彫口からなる綺麗な葵図縁頭に唐人物図鐔を掛けた、黒蝋色塗鞘打刀拵が付されている。

注@…『古今鍛冶備考』によれば伯耆守受領は   寛文五年と云う。寛文二年紀の本作は三代が家督継承直後から伯耆守銘で鍛刀していた事を伝えている。

注A…「三阿弥末派伯耆守信高作平氏厳包所持之也」と銘した豪壮な脇差の遺作がある(坂入眞之著『尾張拵・柳生拵』)。

刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日    刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日黒蝋色塗鞘打刀拵 刀身 刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 白鞘

 

 

刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 切先表     刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 刀身表中央刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 刀身ハバキ上表


 

刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日  刀身差裏切先    刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 刀身差裏中央刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 刀身ハバキ上差裏

 

 

 

 

 



 

 

  刀 銘 伯耆守藤原信高(三代) 寛文二年八月吉日 ハバキ 

 

 

信高押形

 


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