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三つのお約束

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短刀 (繋九ツ目紋)宮津住運壽俊胤
   

文久四年二月日 


Tanto Sig.

(Tsunagi kokonotsu me mon) Miyazu ju Unju TOSHITANE

   

Bunkyu 4 nen 2 gatsubi



丹後国 文久四年 百五十五年前
Tango province / Bunkyu 4 (AD1864, late Edo period) / 155 years ago

刃長 七寸五分五厘半 Hacho (Edge length) 22.9p
無反り no curvature (mu-zori)
元幅 八分二厘半 Motohaba (Width at Ha-machi) 2.5p
重ね 一分九厘半 Kasane (Thickenss) 0.6p
銀着一重ハバキ 白鞘付
Silver foil single Habaki, Shirasaya

笛巻塗鞘小さ刀拵入
Fue-maki nuri saya, chisa gatana koshirae
拵全長 一尺八寸二分二厘 Whole length: 55.2cm
柄長 四寸五分二厘 Hilt length: 13.7cm


平成十六年京都府登録
保存刀剣鑑定書
Hozon certificate by NBTHK

価格 450,000円


 俊胤(としたね)は江戸の石堂運壽是一に学び、丹後宮津藩本庄家に仕えた。同地には大慶直胤門で、嘉永頃活躍した八木沢忠蔵正俊(注)がおり、また直胤自身も駐鎚している。俊胤の匠名には「胤」が入っており、あるいは直胤にも師事したものではなかろうか。今後の新資料の発見と研究の展開に期待したい。
この短刀は、身幅が広い割に寸法がやや詰まって無反り、ふくらやや枯れ、鎌倉時代の短刀を想わせる端正な姿。地鉄は小板目肌が詰み、細かな地景が入って肌目が緻密に起ち、小粒の地沸が光を反射して沸映り状となる美しい肌合い。刃文は、小丁子が連なって拳形となった刃、肩落ち風の刃、裏は矢筈風の刃、飛焼を交え、表裏共に僅かに逆がかって華やかに変化し、帽子は乱れ込んで長く焼下げ、差裏は棟にまで焼が掛かる。焼刃は小沸が柔らかく降り積もって刃縁が明るく、匂足盛んに射し、刃中もまた粒子の細かな沸が充満して明るい。保存の優れた茎は錆浅く底が白く輝き、化粧鑢の施された筋違の鑢目が鮮明で、銘字が太鑚で力強く刻されている。
市松模様を想わせる繋ぎ九つ目紋は丹後宮津藩七万石の本庄家の定紋。この紋所が黒茶漆笛巻塗鞘の拵の蘇東坡図鐔と山水人物図縁にも金の平象嵌で表わされている。目貫は彫口の鋭い菊花図。藩主一族の武士の所持であろうか、拵もまた出来が優れている。

注…水心子正秀に学んだ八木沢俊秀の次男(『水心子正秀とその一門』)。

短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日  短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日 白鞘笛巻塗鞘小さ刀拵 刀身 短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日

短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日 切先表   短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日 ハバキ上表





短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日 切先裏  短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日 差裏ハバキ上

 

 

短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)宮津住運壽俊胤 文久四年二月日  ハバキ 

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