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脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押)
文政十二年仲春





Wakizashi
Shoji Chikuzen daijo Taikei NAOTANE (Kao)
Bunsei 12 nen Chushun



武蔵国 文政十二年 五十一歳作 百九十一年前
Taikei NAOTANE (Born: 1779, An'ei 8)
Musashi province, Bunsei 12 (AD1829, late Edo period), 191 years ago


刃長 一尺六寸五分 Edge length; 50cm
反り 二分七厘 Sori (Curvature); approx. 0.82cm
元幅 九分三厘半 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 2.83cm
先幅 六分二厘 Saki-haba(Width at Kissaki); approx. 1.88cm
棟重ね 二分三厘 Kasane (Thickness); approx. 0.7cm
鎬重ね 二分二厘半
彫刻 表裏 棒樋掻通し Engraving: "Bo-hi, kaki-toshi" on the both sides
金着二重ハバキ 白鞘入
Gold foil double Habaki / Shirasaya

『水心子正秀とその一門』所載 Put on "Suishinshi Masahide to sono ichi mon"
附春霞刀剣会鑑定書

昭和二十六年東京都登録
特別保存刀剣鑑定書
Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK

価格 1,200,000円(消費税込)

 水心子正秀の提唱する復古刀論を実践した大慶直胤は、地鉄造りと姿形はもちろん、戦闘を想定した截断能力と防御力を極め、武家衆から高い評価と信頼を得、備前伝、相州伝、大和伝と作域も広く人気も高く、覇気に富んだ多くの名品を遺している。生まれは安永八年。正秀から作刀を学んで寛政末頃に独立、師と同様に山形藩主秋元家に仕え、文政五年に筑前大掾を受領、後に美濃介に転じている。
 この脇差が、師正秀より受け継ぎ、最も得意とした備前古作写し。大小揃いの小とされたものであろう、脇差ながら腰反り深く踏ん張りがあり、上品な小太刀の姿格好。重ねが厚く手持ち頑丈な感があるも、深い棒樋を掻き通して重量を調整するとともに、刃先を鋭く仕立てて刃の抜けを考慮しており、形状だけではなく操作性が追求された造り込み。地鉄は小板目鍛えに板目肌が加わって細やかに肌立つ風があり、淡い飛焼が映りのように地を彩る。刃文は匂口に柔らか味のある小互の目丁子。互の目の頭が丸みを帯びたり尖りごころとなるなど多彩に変化し、匂足が盛んに入って刃中明るく、淡い沸筋と金線が区上辺りに働く。帽子は乱れ込んで掃き掛けを伴い浅く返る。化粧鑢の施された茎は錆色未だ浅く、茎全面に銘文が鑚強く刻されている。

脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春    脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 白鞘

 

 

脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 切先表     脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 刀身表中央脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 刀身ハバキ上表


 

脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 刀身差裏切先    脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 刀身差裏中央脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 刀身ハバキ上差裏

 

  脇差 銘 荘司筑前大掾大慶直胤(花押) 文政十二年仲春 ハバキ

 

 

直胤押形

 


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