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日本刀販売品

刀 銘 写清麿 肥後國八代住赤松太郎兼裕作
以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日



Katana
Kiyomaro utsushi Higo no kuni Yatsushiro ju
Akamatsu Taro KANEHIRO tsukuru

Jika seitetsu wo motte kore wo kitaeru
Tsuchinoto Ushi no toshi 8 gatsu kichijitsu



熊本県八代 木村兼裕 四十八歳作 平成二十一年
Kimura KANEHIRO , lives in Yatsushiro city, Kumamoto prefecture, forged in 2009

刃長 二尺三寸八分九厘 Edge length; 72.4cm
反り 六分二厘強 Sori (Curvature); approx. 1.88cm
元幅 一寸二分二厘 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 3.7cm
先幅 一寸七厘 Saki-haba(Width at Kissaki); approx. 3.24cm
棟重ね 二分四厘強
鎬重ね 二分六厘 Kasane (Thickness); approx. 0.79cm
銀無垢一重ハバキ 白鞘入
Pure silver single Habaki / Shirasaya

平成二十一年熊本県登録

 兼裕刀匠は肥後熊本八代の刀匠兼重の子として昭和三十六年に生まれる。幼い頃から刀を鍛える父の背中を見て育ち、自らもその跡を継ぐものとして意識し、高校に入学してすぐに父の鍛冶場に入って修業を開始、二十歳で作刀承認を受け、刀匠として自立している。一門は、八代市の南西部、国道三号線に沿った難所「赤松太郎峠」に因んでこれを名乗りとし、身幅の広い豪壮な造り込みを特徴としているが、特に兼裕刀匠は源清麿に憧れて作刀に励んでいる。
 この刀は身幅極めて広く重ねしっかりとし、鋒大きく延びてふくら枯れ、長さもたっぷりとして胸を空くような豪快な姿。地鉄は小板目肌が詰み、地沸が均一に付いて地肌明るく冴える。焼の高い互の目丁子乱の刃文は、矢筈風の刃、尖りごころの刃を交え、刃縁締まって明るく、焼の谷に小沸がやや深く付いて匂足長く射し、細かな金線、砂流しが刃中をさらさらと流れる。帽子は乱れ込んで突き上げごころとなって長く返る。茎には「以自家製鉄鍛之」と刻され、地元有明海岸の砂鉄を用いて鍛造されたことが知られる(注)。兄兼定(兼嗣)、兼照らと共に、人吉藩相良家の御用刀工の伝統を受け継いで槌を振るう兼裕刀匠の力作である。

注…父兼重師は鹿児島県川内川の砂鉄を用いて自家製鋼しており、兼裕師らも平成三年以降自家製鋼による作刀に挑んでいる。

刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日    刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日

 

 

刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 切先表     刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 刀身表中央刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 刀身ハバキ上表


 

刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 刀身差裏切先    刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 刀身差裏中央刀 銘 写清麿 肥後國八代赤松太郎兼裕作 以自家製鉄鍛之 己丑年八月吉日 刀身ハバキ上差裏

 

 

 


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