刀 銘 写清麿 肥後國八代住赤松太郎兼裕作
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兼裕刀匠は肥後熊本八代の刀匠兼重の子として昭和三十六年に生まれる。幼い頃から刀を鍛える父の背中を見て育ち、自らもその跡を継ぐものとして意識し、高校に入学してすぐに父の鍛冶場に入って修業を開始、二十歳で作刀承認を受け、刀匠として自立している。一門は、八代市の南西部、国道三号線に沿った難所「赤松太郎峠」に因んでこれを名乗りとし、身幅の広い豪壮な造り込みを特徴としているが、特に兼裕刀匠は源清麿に憧れて作刀に励んでいる。 |
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