銘 備前國住長舩清光
永禄五年二月日

Katana
Bizen no kuni ju Osafune KIYOMITSU
Eiroku 5 nen 2 gatsubi


備前国 永禄五年 四百五十八年前

刃長 二尺三寸五分五厘
反り 六分六厘
元幅 一寸四厘
先幅 七分強
棟重ね 二分五厘
鎬重ね 二分八厘

金着二重ハバキ 白鞘入

昭和五十六年東京都登録
特別保存刀剣鑑定書

価格 百三十五万円(消費税込)

Bizen province
Eiroku 5 (AD1559, late Muromachi period)
458 years ago

Hacho (Edge length) 71.3㎝
Sori (Curvature) approx. 2㎝
Motohaba (Width at Ha-machi) approx. 3.15㎝
Sakihaba(Width at Kissaki) approx. 2.12cm
Kasane (Thickenss) approx. 0.85㎝

Gold foil double Habaki / Shirasaya

Tokubetsu-hozon certificate by NBTHK
Price 1,350,000JPY

 備前国長舩清光一門は、享禄から永禄にかけて活躍した五郎左衛門尉、その子で永禄、元亀頃に多くの注文作を遺している(注)孫右衛門尉清光があり、これらの腕達者が鉄炮伝来以降の戦法急変の時代に応じて頑強な刀を鍛え上げている。
 この刀は、元幅広く重ねが厚く鎬筋が張って重量があり、鉄の具足や兜を断ち割るに折損という恐れを抱かぬ豪快な造り込み。硬軟質を異にする鋼を調合して靭性を高めた地鉄は鍛着強く、地景を伴う板目に杢目を交えて縮緬状に揺れる肌目が強く起ち、地沸が流れるように付いて堅物斬りだけでなく骨肉をも軽やかに断ち斬る業物の能力を秘めている。清光に典型的な広直刃の刃文は、刃境が小模様に乱れてほつれ掛かり、一部に沸筋が掛かって二重刃の様相を呈し、鼠足や小足が入る。地中も小模様の湯走りに加えて小足が働き、さらに淡く飛焼が施されて清光の一特徴を成し、匂の満ちて明るい刃中には葉が断続、その複雑な景色は物打辺りで匂の砂流しとなり、帽子は浅く湾れ込んで先掃き掛けて返る。所々に施された淡い棟焼も相手の刀を受け止めるための要素。寸法の割にやや短めとされた茎は肉厚く頑強な造りながら手持ちバランスが良い。


注…『長舩町史 刀剣編図録』・『所持銘のある末古刀』他。


刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 白鞘

 差表切先刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 差表中央刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 差表ハバキ上

刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 差裏切先刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 差裏中央刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 差裏ハバキ上

刀 銘 備前國住長舩清光 永禄五年二月日 ハバキ

清光押形