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短刀 銘 月山


Tanto
GASSAN



出羽国 天文頃 約四百七十年前
Dewa province, Tenbun era (early - mid 16th century, late Muromachi period), about 470 years ago

刃長 八寸一分二厘 Edge length; 24.6cm
内反り Curved go to innner (Uchi-zori )
元幅 八分二厘半 Moto-haba(Width at Ha-machi); approx. 2.5cm
棟重ね 一分半 Kasane (Thickness); approx.0.46cm
金着二重ハバキ 白鞘付
Gold foil double Habaki / Shirasaya


黒漆笛巻塗鞘小さ刀拵入 Kuro urushi Fue-maki nuri saya, Chisa gatana koshirae
拵全長 一尺六寸五分 Whole length: approx. 50cm
柄長 四寸五分 Hilt length: approx. 13.6cm

平成二十五年岐阜県登録
保存刀剣鑑定書
Hozon certificate by NBTHK

価格 850,000円(消費税込)

 出羽国寒河江郷谷地(さがえごうやち注@)には大永二年紀の短刀(注A)があり、慈恩寺蔵の釣灯籠をも鍛造した俊吉を筆頭に、近則、正信、定真、寛安、安房、國宗など「月山(がっさん)」(注B)を冠する刀工が居住している。大きくうねる柾目に杢目を交えた、独特の綾杉鍛えで、古来人気が高い。
月山二字銘のこの短刀は、身幅広く重ねしっかりとし、寸法延びて力感のある姿。古調な綾杉鍛えの地鉄は肌目が強く起ち、小粒の地沸が厚く付いて肌が潤う。直刃の刃文は沸が付いて刃縁明るく、綾杉肌に感応して刃境に湯走り、ほつれ、打ちのけ、金線、砂流しが無数に掛かって層をなし、刃区付近から霞のような映りが立つ。帽子は乱れ込み、掃き掛けて小丸にわずかに返る。保存状態が良好な茎は鑢目も鮮明で、月を大きく山を小さく刻した衒いのない細鑚による書体には雅味がある。
黒漆塗笛巻塗鞘の拵は刀身よりも鞘が長めに仕立てられて、左腰の収まりに配慮されている。笹に牛図縁、瓜唐草図の小柄笄は赤銅地と鞘の漆黒に金色鮮やかに映えて見栄えが良い。鞘口の若葉が広く、肩の張った栗形から、尾張地方の身分ある武士の平常差であろうか(注C)。内外共に優品である。

注@…現山形県西村山郡河北町谷地。
注A…『銀座情報』三百九十六号掲載。灯籠には「谷池大工石垣出雲俊吉作之 天文二十四年乙卯六月吉日六十一才」との作がある。
注B…月山は天照大神の弟月読命を祀り、湯殿山・羽黒山と共に出羽三山として崇拝される霊山で、修験道の拠点。夏でも冠雪した美しい山姿を、県内各地から望むことができる。
注C…鞘口から栗形まで指三本半程で、鞘を掴んだ瞬間に鯉口が切れる厳しい形状である。

短刀 銘 月山    短刀 銘 月山黒漆笛巻塗鞘小さ刀拵 刀身 短刀 銘 月山短刀 銘 月山 白鞘

 

 

短刀 銘 月山 切先表 短刀 銘 月山 刀身ハバキ上表


短刀 銘 月山 切先裏短刀 銘 月山 刀身ハバキ上差裏

 




  短刀 銘 月山 ハバキ

 

月山押形
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